セラピストは手を使うことが多いため手荒れを起こしやすい職業です。
特に気温が下がり乾燥する冬はひび割れ・あかぎれ等トラブルが起こりやすいので、普段からケアしておくことが大切です。
ここでは、「セラピストが手荒れしやすい原因」や「セラピストが手荒れを防止するためのケア方法」をご紹介します。
手荒れに悩んでいるセラピストの方はぜひ参考してみてください。
Contents
セラピストは手荒れしやすいって本当?
セラピストが手荒れを起こしやすい職業だというのは本当です。
手を使うことが多い職業ということもあって、油断してケアを怠るとすぐに手荒れを起こしてしまいます。
お客様は意外とセラピストの手を見ています。
手が綺麗なセラピストの方がお客様からの印象も良くなる傾向にあるので、正しいケアをして美しい手を保っておきましょう。
手荒れしたままの状態を放っておくのは良くない
手荒れを放置したままセラピストとして働くのは良くありません。
手荒れした状態で施術を続けると良い施術ができないだけでなく、セラピスト自身の健康も害してしまう可能性があるので注意しましょう。
実際に手荒れが原因でセラピストを辞めたという話もよく聞きます。
セラピストという職業を長く続けるためにも、手荒れ予防は大切です。
セラピストが手荒れしやすい原因
手荒れを予防するためにはまずその原因を知ることが大切です。
原因を理解して正しく予防しましょう。
これからセラピストが手荒れしやすい主な原因を3つご紹介します。
手を洗う機会が多い
セラピストは手を洗う機会が多い職業です。
施術が終わるごとに手洗いを行うのでどうしても手洗いの回数が増えてしまいます。
最近は手洗い後にアルコール消毒を行うのをルールとしているサロンも多いので、それがさらに手の負担を増やしています。
手洗い・消毒後はすぐにハンドケアを行いましょう。
手に人や物が触れる回数が多い
セラピストは人や物に触れる回数が多い職業です。
人や物に触れるたびに手への摩擦が起こり、それが皮膚への負担となってしまいます。
触れるものが柔らかくても回数が多いと負担になるため、仕事の合間に手のケアを行いましょう。
オイルや化粧品が使う機会が多い
セラピストは施術の中でオイルや化粧品をよく使いますが、それがセラピストの肌に合わない商品だった場合、手荒れを起こしてしまいます。
無理して使い続けるとアレルギーになる可能性もあるので、肌に合わない商品を使い続けるのはできるだけ控えましょう。
特に肌が弱い方やアトピー気味の方は働きたいサロンの商品が自分の肌と合うかを入社前に確認しておくことが大切です。
セラピストが手荒れを防止するためのケア方法
これからセラピストが手荒れを防止するためにできる簡単なケア方法をご紹介します。
全てでなくて良いので、できることからやってみましょう。
お湯ではなく水で手を洗う
手を洗う際にはお湯ではなく水を使いましょう。
寒い冬は特に冷たい水で手を洗うのが嫌だという人が多いです。
しかし、お湯で手を洗うと必要な油分まで洗い流してしまいます。
できるだけ水で手を洗うようにしましょう。
手洗い後はハンドクリームを塗る
手を洗った後はハンドクリームで保湿しましょう。
手洗い後の肌は水分と油分が少なくなるため乾燥しやすい状態です。
乾燥しやすい状態で放置すると手荒れがどんどんひどくなってしまいます。
手洗い後は保湿をしっかりとして肌を保護しましょう。
症状に合わせたハンドクリームの選び方
では、皮膚の保護にとって大切なハンドクリームですが、どのような種類を選べば良いのでしょうか。
これからハンドクリームの選び方をご紹介します。
ご自身の手をイメージしながらどんなハンドクリームがあなたにピッタリかを考えてみましょう。
乾燥気味 | 乾燥を防ぐ成分(ヒアルロン酸・セラミド・コラーゲン)入りのタイプがおすすめ! |
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あかぎれ・ひび割れを起こしている | 肌の血流を改善する成分(ビタミンC・E)入りのタイプがおすすめ! |
質感を重視している | ご自身が好きな質感がおすすめ! |
ご自身の肌の状態や好きな質感のハンドクリームを選びましょう。
昼間はさっぱり、夜間はしっとりなど使う場面によってクリームを変えるのもおすすめです。
肌触りの良い服・タオルを使用する
手荒れを防ぐためには手に触れるものの質感にこだわるのも大切です。
荒れた手でゴワゴワした服やタオルに触れるとささくれができたり、ひび割れが起こったりしてしまうことがあります。
手荒れを悪化させないためにも使う製品にはこだわりましょう。
掃除・洗い物の際には手袋を着用する
掃除や洗い物をする際は素手で行わず手袋を着用しましょう。
掃除や洗い物に使用する薬品や洗剤は皮膚の油分や水分を奪ってしまうので、できるだけ手に付着させないことが大切です。
ただでさえ手を使うことが多い職業なので、手袋を着用できる際には手袋を使用して手を保護しましょう。
セラピストが手荒れした時にできるケア方法
日頃からどんなに手をケアして過ごしてもその時の体調や仕事内容によっては手荒れしてしまうこともあります。
そんな時は正しい方法で手荒れをケアしましょう。
ここから手荒れしてしまった際に自分でできるケア方法をご紹介します。
どれも簡単な方法なのでできることを試してみましょう。
手荒れを直そう
手荒れしてしまったらまずは治しましょう。
傷がひどいときはハンドクリームでは治らないことが多いので、薬を使うと良いですます。
手荒れに効果がある薬は薬局やドラックストアでも購入できるので、どの薬を選べば良いか分からない方は、皮膚科や薬剤師へ相談しましょう。
手荒れでも仕事がある場合は…
手荒れで仕事を休むなんてできないという方は、仕事中は患部に薬を塗り、その上から絆創膏で保護した状態で施術すると良いでしょう。
できるだけ患部に直接人や物が触れない状態にしましょう。
毎日のケア方法を見直そう
手荒れがある程度落ち着いてきたら普段のケア方法を見直してみましょう。
- どれくらいの頻度でハンドクリームを塗っているか
- 1回につきどれくらいの量のハンドクリームを塗っているか
- 肌の状態に合ったハンドクリームを使用しているか
このようなポイントを確認しましょう。
しっかりとハンドクリームを塗っているにも関わらず手荒れを起こした場合は、ハンドクリームが肌に合っていない可能性があります。
手の状態に合ったハンドクリームを使用しましょう。
夜寝るときはナイト手袋を着用しよう
夜寝るときにはハンドクリームを塗ってから肌触りの良いナイト手袋を着用するのがおすすめです。
手袋を着用すると手の乾燥を防いでくれるため肌の補修効果も高まります。
手袋の種類は肌触りの良いシルク製や通気性の高い綿製がおすすめです。
最近はスマホに対応した手袋や美容成分入りの手袋なども販売されているので、気になる商品を使ってみましょう。
手荒れがひどい時はこんなスペシャルケアがおすすめ
昼間と夜間でケア方法が変わるので、できる方だけでも良いので試してみましょう。
仕事中に薬を塗りにくいという方は就寝前のケアだけでもやってみましょう。
昼間活動中 | 傷口にオロナインorケアリーブを塗る |
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就寝前 | 化粧水+ワセリン+ナイト手袋を着用して寝る |
手荒れがひどい時はこんなスペシャルケアをするのもおすすめです。
上記で紹介したケアを続けても手荒れが良くならない時は皮膚科への受診も考えましょう。
手荒れがひどいときは皮膚科を受診しよう
手荒れがひどい時は皮膚科を受診しましょう。
自分でケアしてもなかなか治らないという場合は病院で治療が必要です。
- ケアしているのに手荒れが治らない
- 手荒れの症状がきつい
このような場合はただの手荒れではなくアレルギーなど他の原因があるかもしれません。
まずは病院でしっかりと原因を見つけて治療しましょう。
このように手荒れを起こしてしまった際にはすばやく対処してできるだけ早く傷を治しましょう。
手荒れしたままで施術を続けるとさらに手荒れが悪化してセラピストを続けるのが難しくなるかもしれません。
セラピストにとって「手」はとても大切な部分です。
大切な手をしっかりとケアしていきましょう。
【合わせて読みたい記事】
セラピストはネイルケアも大切
セラピストは手のケアだけでなくネイルケアにも力を入れましょう。
ネイルも乾燥に弱くケアしないと割れたり弱くなったりしてしまいます。
ネイルが美しいと手全体もきれいに見えるのでおすすめです。
まとめ
セラピストは手をよく使う職業なので手荒れを起こしやすいです。
手荒れの大敵である乾燥を防ぐために、こまめにハンドクリームを塗って肌を乾燥から守りましょう。
手が美しいセラピストの方がお客様からの印象も良く、お客様が安心して施術を受けられることも多いので、手のケアも仕事のうちだと思って毎日行いましょう。